上智大学(千代田区紀尾井町7)が、10月3日に開催する「さくら教室(さくら育成調査)」のボランティアと「セミナー 暮らしの中のさくら」の参加者を募集している。
「さくら教室」は2005年3月から始まり10回目。千代田区との共催で年2回、10月と3月に行ってきた。千代田区が区の花でもあるさくらの老朽化対策として、2004年に「区の花さくら再生計画」をスタート。これをきっかけに千代田区にある上智大学も活動に賛同し、企画を開催してきた。
午前中に行われる千代田区主催の「さくら教室」は、参加者がいくつかのグループに分かれ、千代田区道路公園課の担当者及び樹木医の方とともに、上智大学正門前の真田濠土手及び五番町土手のさくらの木の観察と評価を行う。これらの結果は、さくら再生のための経年変化分析のデータとして使用される。
午後は、上智大学公開学習センター主催で、「セミナー 暮らしの中のさくら」を開催。講師には、樹木医プロジェクト理事であり財団法人日本花の会の和田博幸さんを招く。
「これまで千代田区在住の方、近隣の企業の方、本学学生・教職員のほか、千代田区在住在勤以外の方からも参加していただいている。さくらは日本人には大変親しみのある花。広く気軽に参加していただき、見ているだけではわからなかった知識を得て、次の花見の季節を楽しんでもらえれば」と上智大学公開学習センターの渡邉由美子さん。
現在、上智大学公開学習センター及び千代田区の両方で参加を受け付けている。