東京ガーデンテラス紀尾井町2階のカレー店「エリックサウス 東京ガーデンテラス店」（千代田区紀尾井町１、TEL 03-6272-5529」が4月26日、「朝カレー」の提供を始めた。運営は「円相フードサービス」（岐阜県各務原市）。

それぞれ200グラムのターメリックライスとカレーを盛った「朝カレー レギュラーサイズ」（画像は「たっぷり野菜カレー」）

　南インドのカレーと伝統料理の専門店として営業する同店。円相フードサービス第2事業部マネージャーの森雅法さんは「コロナ禍においての度重なる緊急事態宣言の影響で、当店も多分に漏れず厳しい経営状況になっている。特にディナー営業の時間短縮は売上の減少だけでなく、アルバイトの仕事時間の短縮や削減にも繋がり離職の原因となっていた。こうした状況の中で、これまで営業していなかった時間帯に営業することで、新規顧客を獲得するとともに、アルバイトスタッフの雇用創出にもつながる可能性があると思い、モーニング営業を始めた」と話す。

　朝カレーのラインアップは3種類。「朝カレー 軽盛り＆ドリンクセット」（500円）は、それぞれ150グラムのカレーとターメリックライスに、タマリンドとトマトのスパイシーなスープの「ラッサム」や「ラッシー」、「ホットチャイ」、「アイスチャイ」から1種類のドリンクが選べるセット。ドリンクなしの「朝カレー 軽盛り」（390円）も提供する。

　しっかり食べたい人向けには、「朝カレー レギュラーサイズ」（500円）も用意。カレーは「エリックチキンカレー」、「はちみつバターチキンカレー」、「たっぷり野菜カレー」、「サンバル」、「ほっこり豆カレー」から選べる。100円の追加料金で、ライスを長粒米の「バスマティライス」に変更できる。ひよこ豆のサラダ「スンダル」、かんきつで風味付けしたニンジンのサラダ「キャロットラペ」、チキンのスパイスマリネ「チキンピックル」（以上150円）などのサイドメニューも提供する。

　森さんは「当面は緊急事態宣言期間中に限ってのテストも兼ねた営業と位置付けているが、この状況が続くようであれば、コロナ禍の新しい営業スタイルとして定着する可能性もある。注文のとき、現地感を求める人はカレーで『サンバル』、ドリンクに『ラッサム』を選ぶといい感じになると思う。サイドメニューに『スンダル』やスパイスの効いた辛い漬物の『ウールガイ』、ライスを『バスマティライス』に変更すると現地の定食『ミールス』的な楽しみ方もできる」と話す。

　提供時間は7時～10時。提供期間は緊急事態宣言解除までの予定。