赤坂ACTシアター(港区赤坂5)で8月13日、ブロードウェイミュージカル「RENT」の出演者によるアフタートークショーが開催された。
「RENT」はニューヨークを舞台に、生きることへの喜びや苦しみの狭間で葛藤する若者達を描いたミュージカル。出席したロジャー役のアダム・パスカルさんは、「日本のお客様は静かだが、皆さんが私たちのことを想像以上にリスペクトして下さった。心から感謝したい」とコメント。アレクシー役の高良結香さんは「初めて『RENT』を観た時から、死ぬまでに絶対、あの舞台に立ちたいと思っていた。それがまさか日本でも公演できるなんて、夢のまた夢のようなこと。本当にありがとう」とそれぞれ日本のファンにメッセージを送った。
同公演が日本で公演されるのは1998年から数えて7回目。ニューヨークのブロードウェイでは、1996年から2008年までの12年間というロングラン公演を記録したのちに閉幕。当時、HIV、同性愛者、ドラッグなどを扱うミュージカルの公演は、革新的な出来事だった。今回、ブロードウェイ初演時オリジナルキャストのアダム・パスカルとアンソニー・ラップ初来日公演が話題になっている。
13日までに8公演を終え、約1万1,000人を動員。残りの公演も、全席完売を見込んでいる。「ミュージカルというと男性客は少ないが、『RENT』の場合は約3割が男性。また、ミュージカル嫌いな人にもぜひ観てほしい作品」と広報担当者。「『RENT』を観たお客様が、周辺の施設にも足を運んでもらい、赤坂サカス全体として盛り上がっていければ」とも。
19日19時公演終了後にも、マーク役のアンソニー・ラップさんとSeasons of Love-ソリスト/Mrs.ジェファーソン役のグウェン・スチュワートさんがアフタートークショーを行う予定。公演は8月30日まで。価格はS席=12,600円、A席=10,500円。ブレイクスルーシート=6,000円。