日枝神社で日本三大祭り「山王祭」始まる 今年もアプリで祭礼行列の位置情報配信

一昨年の干支山車は申年にちなみ猿山車が練り歩いた

一昨年の干支山車は申年にちなみ猿山車が練り歩いた

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 日枝神社(千代田区永田町2)で6月7日から、「山王祭(さんのうまつり)」が始まる。

「日枝神社デジタル祭礼図」では祭礼行列の位置や情報が確認できる(イメージ)

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 同祭は、京都の祇園祭や大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りの一つ。江戸三大祭にも数えられ、神田祭と隔年ごとに行われる。江戸時代には江戸城内に神輿(みこし)が入ることが特別に許され、三代将軍徳川家光以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭」として盛大を極めたことでも知られている。

 6月8日は、同祭最大の見せ場である祭礼行列「神幸祭(じんこうさい)」を行う。これは、平安装束などを身にまとった500人ほどの総代役員や氏子青年協力のもと、御鳳輦(ごほうれん)、宮みこし、花山車、干支山車などと共に、国立劇場、皇居坂下門、日本橋、京橋、銀座といったオフィス街を300メートルにも及ぶ大行列が1日をかけて練り歩くというもの。中でも干支山車は、同祭を行われる年の干支となるため、戌年の今年は犬の張り子山車がお目見えする。

 期間中は、「稚児行列」「氏子各町連合宮入」「嘉祥祭」といった行事や日比谷高校箏曲部による箏曲奉納演奏も行われる。ほかにも、同祭限定の携帯ストラップ(400円)や、唐草模様の手ぬぐい(800円)の頒布も行う。

 同神社広報担当の伊久裕之さんは「2年前の神幸祭で祭礼行列の位置情報を適格にお伝えするため、アプリを開発し運用したところ非常に好評だった。当時はiPhoneのみの対応だったため、今年は新たにAndroidにも対応できるようにした。山王祭の公式サイトにはQRコードを掲載しているので、ぜひダウンロードして活用いただきたい」と話す。

 6月17日まで。

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