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赤坂に国際医療福祉大学の新校舎 災害時には帰宅困難者2,000人の受入れ体制も

新校舎完成予定図

新校舎完成予定図

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 赤坂の旧赤坂小学校跡地(港区赤坂4)に現在、「国際医療福祉大学」(栃木県大田原市)の新校舎「赤坂キャンパス」が建設中だ。

青山通り側からは「氷川山車」がガラス越しで眺めることができる

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 「日本初の医療福祉を専門とする総合大学」として1995年に設立された同大学。本校のある大田原市のほか、港区青山、小田原市、福岡市、成田市にも校舎を構える。青山にある大学院の規模拡大や、同校のグループである「山王病院」や「山王メディカルセンター」が赤坂にあり縁深いなどの理由から、新校舎設立場所として赤坂が決まった。

 新校舎は、旧赤坂小学校跡地とその周辺の約6,750平方メートルの敷地内に完成予定。地上11階と地下1階から成る大学・大学院棟を建設している。2018年秋には、地上10階と地下1階から成る医療・福祉棟を着工する予定。災害時には帰宅困難者を受け入れ、最大で約2,000人が収容できるほか、防災倉庫を設置し500人の食料3日分を備蓄する。

 大学・大学院棟には、赤坂の祭りで親しまれている「氷川山車」を常設展示し、青山通りからガラス越しに見ることができる。敷地内には「記憶の森」というスペースを設け、旧赤坂小学校の記念碑や樹木を展示。体育館や図書館などは一般にも解放し、地元の人々との交流の場として活用する。

 同キャンパスのオープンに向け、同校では2017年から国家資格として認定された、保険医療の分野などで心理に関する支援などを行う「公認心理師」や、医療機関でさまざまな診察に関する情報を取り扱う「診療情報管理士」などを養成する学部を新たに設ける。大学院にも新コースを設置し、これまでの約400人から約1,000人が学べる環境を整える。

 竣工予定は、大学・大学院棟が2018年3月、医療・福祉棟が2021年春。

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