赤坂のサントリホール(港区赤坂1)で12月23日・24日、「クリスマスコンサート2015」が開催される。
同ホールのホワイエもクリスマスの装飾が施される(写真提供=サントリーホール)
同コンサートは、1986(昭和61)年の開館当初から毎年行われている。エントランスからホールに続くホワイエにはクリスマス装飾を施し、正面玄関に設置している「パイプ・オルゴール」もクリスマスの曲に変更する。正午には「ノエル」、コンサート開場時には「たいまつ手に手に」を25日まで奏でる。
23日は、キリストの降誕から受難、復活を描いたヘンデルの最高傑作「メサイア」の全曲演奏会を行う。指揮は、バッハ演奏の第一人者として名声を博す鈴木雅明さんが務める。オーケストラと合唱団は、鈴木さんが結成した「バッハ・コレギウム・ジャパン」が担当する。
24日は、クリスマスオルガンコンサート2015「バッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマス物語」を行う。同公演では、イエス・キリストの誕生劇にのせ、鈴木優人さんが奏でるオルガンの名曲とともに、数々のクリスマス・キャロルにアレンジを施した曲をバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーが歌い上げる。スペシャルゲストとしてリコーダーとジャズのサクソホンの両方を演奏するアンドレアス・ベーレンさんも登場。指揮は鈴木雅明さんが務める。
「当ホールのクリスマスでは、世界的な評価を受けるコーラスがおなじみのキャロルを歌い上げ、華麗で荘厳なパイプ・オルガンや、都会的なジャズの薫りも味わっていただける」と企画制作担当の中鉢智博さん。「ご家族、ご友人と心温まる特別な時間をお過ごしいただきたい」とも。
23日=15時開演。24日=19時開演。