赤坂の非営利活動法人「赤坂氷川山車保存会」(港区赤坂6)が、クラウドファンディングサイト「READYFOR」を通じて「赤坂氷川山車」の修復を目的とした募金活動を行っている。
赤坂氷川山車は、赤坂で江戸時代から行われている「赤坂氷川祭」などで使われていたもので、当時は13台が存在した。時代とともに、震災・戦禍による焼失や地方流出により、現存する山車は「神武天皇」「源頼朝」「日本武尊」「恵比寿」「猿」などの9台。そのうち8台の修復はすでに完了している。
今回「READYFOR」で募金を呼びかけているのは、修復が終わっていない残り1台の「猿」。修復費用にはおよそ218万円が掛かり、そのうちの50万円を同サイトで募っている。来年の申年に合わせて修復を完了させる見込み。
「江戸時代から続くお祭りを復活させることで、赤坂に住む人や勤めている人が一体となって赤坂の地域を盛り上げることができる」と同団体の担当者。「こういった活動が地域貢献にもつながれば」とも。
募金は、来年1月19日まで。