赤坂の商社「モトックス」(港区元赤坂1、TEL 03-5771-2823)が9月、創業100周年を迎えた。
1915年に大阪で創業した同社。2014年4月に東京支社を港区内から赤坂に移転した。現在はワイン・日本酒の販売や商品開発を行っている。「赤坂の商店街には飲食店が多く、社風と街の雰囲気が似ていることなどから支店を移した」と常務の三比元さん。
同社では、世界約350の生産者が造る1800種類以上のワインや、全国100以上の蔵元から仕入れる日本酒、焼酎、泡盛などの和酒を取り扱うほか、ワインアドバイザーやきき酒師の資格を持つスタッフが直接現地を訪問して試飲を行い、市場ニーズにあった商品を選定しているという。
三比さんは「商品をベストな状態でお届けするため、定温・定湿倉庫を設けるなど、品質管理に力を入れていることが、当社が100年続いた理由の一つと考えている。販売店へのサポートも欠かさない。100年は会社の一つの節目。次の100年を視野に入れ、まずは目の前のお客さまを大切にしながら、赤坂にもっと密着していける企業になりたい」と意欲を見せる。