NTTドコモ(千代田区永田町2)は3月2日より、家族や身近な人と写真や日記などを共有できる新しいコミュニケーションサービス「ドコモコミュニティ」の提供を始めた。
同サービスは「iモード」専用のSNSサービス。同社は家族など身近な人とのコミュニケーションが広がるサービスを拡大させることを目的に独自のSNSを開発。「電話やメールに続く、新たなコミュニケーションサービスとして提供する」と同社広報担当者。
ニックネームと生年月日を入力するだけで登録が可能。公開範囲は他のSNSサイトは異なり、「自分だけ」「友だちまで」「友だちの友だちまで」の3段階。自分が「iモード」のメールアドレスを知っている人のみを「友だち」として招待できる。
主な機能はプロフィールや日記、アルバム、スケジュール機能のほか、質問項目を作ってコミュニティー内のメンバーの意見や要望を確認できるアンケート機能を用意。スケジュールを作成する機能では、あらかじめ項目と相手を設定することで、スケジュールを自動的に設定した相手にメールで通知することもできる。グループを作って、掲示板・アルバム・スケジュール・アンケートを共有する「サークル」の作成と公開する機能も用意する。
メーンターゲットは小さな子どもがいる主婦層。知らない人に自分のページを検索されないようユーザー検索機能は設けず、知らない人と勝手につながることを抑止することで、小さな子どもでも安心して使えるようにした。日記やアルバム機能を利用して、通勤中の父親や離れて暮らす両親に子どもの様子を伝えることができるという。「他のSNSサイトとは異なり『家族』をキーワードに、より親しい人たちの間でのコミュニケーションツールとして提供する」(同社広報担当者)。
月額使用料は無料。別途パケット通信料がかかる。