お天気キャスターのチャリティー公演でスリランカに幼稚園完成

お天気キャスター集団「お天気や」の演劇公演「あしたはあした」の収益金で完成したにスリランカ・ヒッカドゥアの幼稚園。写真提供:CODE海外災害援助市民センター。

お天気キャスター集団「お天気や」の演劇公演「あしたはあした」の収益金で完成したにスリランカ・ヒッカドゥアの幼稚園。写真提供:CODE海外災害援助市民センター。

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 気象予報事業を展開するウェザーマップ(港区赤坂5)は1月23日、2005年11月に同社が行ったチャリティー公演「あしたはあした」の収益金で、スリランカに幼稚園が完成したことを発表した。

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 同社社長で、お天気キャスターの森田正光さんが主宰するお天気キャスター集団「お天気や」は2005年11月に防災の話として使用される物語「稲むらの火」を題材とした演劇公演「あしたはあした」を「シアターVアカサカ」(赤坂2)で開催。防災に関連し、気象に関する知識を広め、2004年に起きたスマトラ島沖地震の被災者に寄付を行うことを目的に開催した。

 2日間の公演とグッズの売り上げ、観客による寄付、祝い金を含めた売り上げ総額は105万4,860円を計上。うち80万円はCODE海外援助市民センターを通し地震による津波で倒壊してしまったスリランカの幼稚園の再建のために寄付され、残り24万4,860円はスリランカを中心にボランティア活動を行うSUPUTNIK International Japanへ寄付された。

 寄付の対象となった幼稚園はスリランカ南部のヒッカドゥアにあり、3~5歳の70人の被災した園児が在籍(再建当時)する幼稚園。CODE海外援助市民センターによる援助は幼稚園の復旧活動だけではなく、防災教育活動も含まれ、「稲むらの火」を現地語訳した紙芝居や劇などが演じられているという。寄付から3年がたった昨年11月ごろに幼稚園の完成の報告を受け、同社は完成の報告を行った。

 「今後も気象災害軽減のために各種メディアを通した活動に尽力していく」と同社。

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