尾崎豊さんの楽曲を使った群像劇上演へ-赤坂ACTシアター1周年で

赤坂ACTシアターで開催される尾崎豊さんの楽曲を使用する群像劇の出演者たち。下段左から藤本涼さん、中村あゆみさん、早乙女太一さん、やべきょうすけさん。上段左から渡部塁さん、松本まりかさん、KGさん(Song Riders)、TKさん(同左)

赤坂ACTシアターで開催される尾崎豊さんの楽曲を使用する群像劇の出演者たち。下段左から藤本涼さん、中村あゆみさん、早乙女太一さん、やべきょうすけさん。上段左から渡部塁さん、松本まりかさん、KGさん(Song Riders)、TKさん(同左)

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 TBS(港区赤坂5)は1月13日、赤坂ACTシアター(赤坂5)で4月18日より上演する尾崎豊さんの楽曲を使った青春群像劇「MISSING BOYs~僕が僕であるために~」の制作発表会を行った。

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 同作品は、赤坂ACTシアターの開場1周年記念公演として上演。尾崎さんのアルバムを最初から最後までプロデュースした須藤晃さんが監修を務める。「『本当の愛』『本当の生きる意味』はなんなのか?」ということを歌い当時のティーンエ-ジャーはもちろん、昨年17回忌を迎えた今もなお人気を集める尾崎さん。尾崎さんが投げかけたその問題は、現代ではティーンエージャーだけではなく大人を含めたすべての人間の抱える問題と感じた須藤さんは、尾崎さんの歌の中にその問題の答えのヒントがあるのではと同公演を企画した。

 舞台は、尾崎さんの過去を振り返ったり尾崎さんが歩んだ道を再現するものではなく、尾崎さんの楽曲を使用した群像劇として上演する。尾崎さんの楽曲に込められたエネルギーを出演者が楽曲のイメージやストーリーに合わせて表現。舞台でもミュージカルでもない新しい舞台を作り出すという。「生前、尾崎さんは『答えはそこにあるものではない。育むもの』と言っており、歌の中に答えのヒントが隠されているのではないかと全編尾崎さんの歌を使用した芝居を書き下ろしてもらった」と須藤さん。

 尾崎さんの曲は人気の曲を中心に10数曲を使用。生前、尾崎さんが「いつか高校生のバンドで尾崎豊の曲だけしか歌わないバンドをプロデュースしないか」と語っていたアイデアを劇中で再現。早乙女太一さんが「MISSING BOYs」というバンドを劇中で組み、初めて歌に挑戦する。尾崎さんの曲をヒップホップ、ブルース、より疾走感のあるロックンロールにアレンジするなど楽曲の新しい解釈も出していく。

 出演するのは、オーディションで選ばれた藤本涼さん、女形として人気を集める早乙女太一さん、ロックミュージシャンの中村あゆみさん、俳優のやべきょうすけさん、女優の松本まりかさん、ヒッポホップユニットのSong Riders、ミス・ユニバース日本代表の渡部塁さん、世界のタップダンサーの熊谷和徳さんなどそれぞれジャンルの違う世界で活躍する表現者たち。構成・演出は鈴木勝秀さんが手掛ける。

 公演期間は4月18日~5月5日。チケット料金は、S席=10,000円、A席=8,000円。1月17日から販売。

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