昨年、ケータイ小説を執筆していたことを告白し話題となった瀬戸内寂聴さんが1月9日、赤坂BLITZ（港区赤坂5）で若者を対象に「説法ライブ」を行う。タイトルは「新しい10代のための瀬戸内寂聴説法ライブ－未来への贈り物－」。

　瀬戸内さんは昨年、若い人たちの間で人気を集めるケータイ小説について理解を深めることを目的に「ぱーぷる」のペンネームでケータイ小説を執筆していたことを告白し話題に。執筆したのは現代の恋愛を描いた「あしたの虹」で、若い人の会話をまねて執筆し、絵文字なども使用している。スターツ出版（中央区）が運営するケータイ小説サイト「野いちご」で昨年5月～9月に連載し、これまでに500万PV（ページビュー）を記録。今では携帯電話を開くのが毎朝の日課になっているという。

　「若い人たちに向けて何かできないか」と瀬戸内さんはケータイ小説以外にも、若い人たちとの交流を深める機会を設けることを提案し、若い人が集まるライブ会場の「説法ライブ」開催を決めた。

当日は、最初の30分～40分で説法を行った後、若い観客との交流を図るため後半は質疑応答の時間に充てる予定。説法のテーマは当日来場した観客を見て決める。質疑応答では瀬戸内さん自ら悩みの相談に応える。若い観客だけでなく悩みを抱えている人であればどの世代でも相談することができるという。

　18時開場、18時30分開演。チケットは、自由席＝1,500円、指定席＝3,000円。イープラスで発売している。