赤坂ACTシアター(港区赤坂5)で9月28日、今年7月に歌舞伎俳優の女形として史上5人目の人間国宝の認定を受けた坂東玉三郎さん主演の舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が始まった。
作家・有吉佐和子さんの傑作戯曲として名高い同作。尊皇攘夷に揺れる幕末の横浜を舞台に、恋に殉じた遊女・亀遊と通訳の藤吉の恋を見守りながら、波乱の時代を生き抜く芸者・お園の姿を情緒豊かに描く。
初演は1972年。名女優・杉村春子さんがお園を演じた。坂東さんは杉村さんから1988年にお園役を受け継いで以来、公演ごとに衣装や舞台美術の監修も手掛け、今回が10度目の出演となる。共演は、亀遊役に檀れいさん、藤吉役に松田悟志さん。
27日に行われた会見で、坂東さんは「人間国宝になっても今までと変わらない。毎回ベストを尽くしている。今回は新しいキャストなので、新鮮な気持ちで望みたい」と話した。
料金はS席=13,000円、A席=9,000円。全席指定。
10月21日まで。