飲食店事業を展開するポジティヴフード(港区)は10月23日、赤坂アークヒルズ1階に焼鳥専門店「麻布とさか 赤坂店」(港区赤坂1、TEL 03-3568-1884)をオープンした。
同店は、麻布十番店に続く2号店。「高級食材を使ったちょっと上品なグリル屋」をコンセプトに、東京の地鶏「東京軍鶏」をメーンに使用した焼鳥を提供するが特徴。シェフに焼鳥職人とフレンチシェフを採用し、フレンチで使用する食材やフレンチの技法を取り入れ、「焼鳥と野菜のグリル料理とワインのマリアージュ」を意識したメニューを提供する。
店舗面積は38坪。席数は52席。洋風な内装にワインボトルが並ぶ麻布十番店とは対照的に赤坂店は日本の古民家をイメージし、蔵戸や柱など店内各所に古材を使用し和のテイストを打ち出す。「外国人の方が多いという土地柄と、ワインはもちろん焼酎や日本酒を飲まれる人のニーズに応えるため、赤坂店は和をイメージした内装にした」と同社の馬場悟さんは説明する。
麻布十番店では「鶏スープ」や「鶏煮込みラーメン」が人気を集めており、「スープに自信がある」という同店は、赤坂店限定で鶏ガラのスープ使用した「鶏鍋」と鶏のすき焼きである「鶏塩すき」などの鍋メニューを開始。赤坂にはビジネスマンやOLが多く、ランチ需要を見込めることから、同店の初の試みとしてランチの提供も始める。
メニューは、一本一本丁寧に作り上げた「つくね」「ねぎま」などの定番の焼鳥メニューが中心の「赤坂コース」(2,950円)、手羽先をオリーブオイルに漬けた「手羽先のコンフィ」や鶏肉のすり身をパテにして、パゲットにつけて食べる「鶏と鴨のリエット」などフレンチと焼鳥を融合させたメニューが中心の「とさかコース」(2,950円)をメーンに展開。ランチは、「親子丼」(1,000円)、「焼鳥丼」(1,000円)、「鶏ひつまぶし定食」(1,000円)、「鶏から揚げ定食」(1,100円)を提供する。アルコールは「甲州キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー」「ラ・パッション・グルナッシュ」など「焼鳥のマリアージュ」を意識し、厳選したワインをメーンに、焼酎や日本酒などもそろえる。ディナーの客単価は6,500円を見込む。
営業時間は、ランチ=11時~14時30分、ディナー=17時~23時(平日)、17時~22時(土曜・日曜・祝日)。