9月30日より日米同時配信されるインターネット・ドラマ「TSC東京ガール」の製作発表会が同日、TBS放送センター(港区赤坂5)で行われた。
同作はアメリカ発のインターネット・ドラマ「The Scary City」と連動するミステリードラマ。同日より始まる日本版は「TSC東京ガール」として月曜~金曜の週5日間、毎日インターネット上で配信する。1話は2分~3分程度。日米でインターネット・ドラマを同時配信するのは世界で初めての試み。
約1億5,000万人以上のユーザーを集め話題を呼んだインターネット・ドラマ「ロンリーガール15」の脚本・監督・演出を手掛けた柳祐美子さんが同作の総指揮・監督を務める。「ケータイ刑事」で知られるBS-iの丹羽多聞アンドリウさんもプロデューサーとして参画する。ウェブサイトは世界的にも知られるウェブデザイナーの中村勇吾さんが担当。「ウェブサイト自体も主人公と考えており中村さんにお願いした」と青柳さん。
動画は全て配信当日に撮影・編集し、同日19時に配信を行う。ブログの双方向性を活用し、視聴者のブログ上のコメントなどの反応によって、その次の日の脚本を変更していくことも。最終的には、映画化も視野に入れている。
出演者は日向千歩さん、北出菜穂さん、高月彩良さん、福田雄也さんなど新人を起用。「こんな大きなプロジェクトに参加させていただき本当にうれしい。撮影を重ねていくにつれ成長できるように頑張っていきたい」と主役を務める日向さん。
ビジネスモデルとしては、プロダクト・プレースメント(ドラマなどのコンテンツの中に商品などを登場させる宣伝手法のこと)を軸に収入を得ることを目指しており、現在約50%の回収のめどが立っているという。
配信された動画はBS-iでも、毎月最終日曜日の23時~23時30分で放送される。10月26日の初回のみ24時から総集放映。