アークヒルズ(港区赤坂1)で10月22日、屋上庭園「ルーフガーデン」が特別公開された。
同庭園はアークヒルズ内のコンサートホール「サントリーホール」の屋上に設置されているもので、通常は非公開。栽培されているハーブなどの一部には食べられるものがあり、施設内のレストランで提供されたことも。
当日は10月1日から開催中の「サントリーホール フェスティバル」にちなみ、芸術ボランティアのNPO法人「芸術活動家団体」所属のカルテットノッツによる演奏会も合わせて行われる予定だったが、雨天により急遽、隣接するカラヤン広場に場所を移して実施。広場を覆うルーフに雨が落ちる音が響く中、「美しき青きドナウ」や「南国のバラ」などクラシックの名曲を弦楽四重奏で披露した。
雨天にも関わらず多くの人が訪れた同イベント。2人の子供を連れて横浜から訪れた山本さんは「オーケストラに興味があり、サントリーホールにはよく来ていた。庭園には入ったことがなかったので初めて見ることができてうれしい」と話す。
「こうしたイベントを通じ、都会でも気軽に音楽や自然に触れる機会を増やすことができれば」とアークヒルズを運営する森ビルタウンマネジメント事業室の名取さん。次の一般公開は春を予定している。