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赤坂のバーで「忠臣蔵」テーマの講座 歌舞伎俳優・大谷桂三さんが解説

歌舞伎俳優の大谷桂三さん

歌舞伎俳優の大谷桂三さん

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 「和文化」をテーマにした講座「和文化講座 歌舞伎 忠臣蔵 討ち入り話」が12月14日、赤坂のバー「のら犬」(港区赤坂3、TEL 03-6277-6143)で行われる。

語り部の川瀬ななこさん

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 主催する一般社団法人「日本折り句協会」(中央区)は、名前や言葉を題に大切な人への感謝の言葉を伝える「折り句」の普及を目的に2014(平成26)年に設立した。当時から、和歌や古典文学をテーマにした同イベントを開いており、これまで百人一首や万葉集、源氏物語などを取り上げてきた。

 21回目となる今回は、歌舞伎の演目の一つ「仮名手本 忠臣蔵」を題材にする。1702年12月14日の討ち入りにちなんだ「討ち入りの日」に合わせ、歌舞伎俳優・大谷桂三さんが物語の流れや見どころを解説し、語り部の川瀬ななこさんが朗読する。赤坂が舞台となる「南部坂 雪の別れ」など、土地にゆかりのある場面にも触れながら、忠臣蔵の世界をひもとくという。

 大谷さんは1950(昭和25年)生まれ。銀座出身の「伝統歌舞伎保存会」会員で、兄は六代目尾上松助さん、甥は二代目尾上松也さん。長男の大谷龍生さんも歌舞伎俳優として活動している。語り部を務める川瀬さんは東京都出身。民放局アナウンサーを経て、NHKやFM東京などで番組を担当。朗読家として音楽と物語を組み合わせた公演などを開いている。

 協会理事で同講座のナビゲーターを務めるMIKAKOさんは「忠臣蔵ファンはもちろん、歌舞伎を見たことがない人にも分かりやすい内容を予定している。大谷さんの優しい語りと川瀬さんの朗読による新しい形の忠臣蔵を楽しんでもらえたら」と話す。「講座を受けて、『今度は歌舞伎座にも行ってみたい』と思ってもらえたらうれしい」とも。

 開催時間は13時30分~15時30分。参加費は5,000円(ワンドリンク・お菓子付き)。

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