———まずは、高橋さんが赤坂に道場を構えようと思ったきっかけをお聞かせいただけますか?
赤坂は私にとって憧れの場所でした。大学2年の時に空手の全日本大会に出場したことがありまして、その時にたまたま車で通りかかったのが赤坂で、246号 線沿いから外堀通りに入った瞬間、街がキラキラ輝いて見えたのを今でも覚えています。その時に、なんて素敵な街だろう、いつか絶対にここで働きたいと思っ たんです。それから3年後だったでしょうか。トレーニングで赤坂を訪れる機会がありまして、その後ご縁があって弟子から道場やるのにいい物件が赤坂にあるという話をもらい、憧れの赤坂に自分の道場を持つことができました。
———高橋さんにとって赤坂で働くとはどういうことなのでしょうか。
赤坂には、「赤坂」というブランドがあると思います。ですから、自分の道場もその赤坂ブランドに見合うようなものにしたいといけないと思うんです。特に、 新しく道場に入ってくださった会員さんたちには、そんな赤坂ブランドの期待を裏切らないように向き合わなければいけない。それはもちろん、飲食店でも同じことです。
———では、少しプライベートな質問もさせてください。高橋さんが赤坂でよく行くスポットはありますか?
日枝神社でしょうか。ここって境内に行くのにエスカレーターを使うんですよね。人に優しい神社なんです(笑)。あと日枝神社の守り神って、サルなんです よ。私、申年なので、そういう縁も感じつつ、ここには新しく何かを始めるときなど、自分の節目節目に必ず行くようにしています。神社に行くとなんだか心が リセットされて、また新しいスタートが切れる気がするんです。
———お気に入りのお店があれば教えてください。
道場から近いということもあって、イタリアンや創作料理をやっている、レストラン「TOKYO CUISINE GOGYO AKASAKA」や、居酒屋「丸重」によく行きます。丸重さんはランチもやっているんですが、人気店で11時30分に行かないと混むんです。ですから、いつも稽古が終わってから「早く行かなきゃ!」と急いで足を運ぶことが多いですね。それと、私はよく自転車に乗ってでいろいろなところに行くんですが、赤坂は自転車に乗りがいがあります。というのも、街自体も面白い場所がたくさんありますし、坂が多いのでトレーニングにもなって一石二鳥。たまに「絶対に足をつけない!」とルールを決めて必死に立ち漕ぎをして坂をのぼったりもしています(笑)。赤坂は楽しい商店街も昔ながらの神社やお寺、公園もある。退屈しない、本当にいい街だと思います。
———高橋さん、ありがとうございました!
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