博報堂DYグループのメディアジャンプ(港区赤坂5)は8月15日、ユーザーの好みやライフスタイルに応じたイベント情報を提案するWEBサービス「キタコレ!」を公開した。
同サービスでは、ぴあやイベントバンク、データスタジアムなどが提供する膨大な各種イベント情報を、ユーザーの登録情報や利用履歴に基づいて選別。そのなかから、各ユーザーにとって関心が高いとされるイベントをレコメンド(推薦)する。ユーザーはそれらのイベントをサイト内のカレンダーに登録したり、「グーグルカレンダー」と同期することもできる。
また、「キタコレ!」編集部が独自に収集したイベント情報や試写会情報も提供するほか、テーマ別のイベント記事も配信。首都圏から地方まで多種多様なイベント情報を網羅していく。
イベントの選別、提案には、ブログサービス「はてなブックマーク」などに技術提供をしているプリファードインフラストラクチャー(文京区)とメディアジャンプが共同開発したレコメンドエンジンを使用。ユーザーの利用頻度に応じてその嗜好を学習し、レコメンドの精度を向上させる。
メディアジャンプ代表取締役の小林パウロ篤史さんは「インターネットが発達しても『明日、何しよう?』という悩みはなくならない。そこにビジネスチャンスがあると思いサービスを立ち上げた。悩めるユーザーに、『明日、こうしよう!』と提案することで、オンラインのユーザーをイベントというオフラインの場につなげたい」と語る。
利用は無料。ただしユーザー登録が必要で、ツイッターやフェスブックのアカウントも利用できる。