赤坂ブリッツで11月22日（港区赤坂5）、ボーカル＆ダンスユニット・EXILEが、スポーツメーカーのアディダスと「アスリート契約」を結んだことが発表された。

　スポーツ選手以外では同社史上初となる今回のアスリート契約。サッカー日本代表の香川真司さん（ドルトムント）、プロ野球選手の青木宣親さん（ヤクルト）、テニスのクルム伊達公子さんら有名選手と同様、EXILEにはトレーニング用ウェア、シューズ、小物類などが提供され、今後は商品の共同開発や、互いのノウハウを活かしたスポーツプログラムの共同開発などを行っていく。

　アディダスの広報は、「ベストパフォーマンスをするための日々のトレーニングが、トップアスリートと変わらない。アディダスは影響ある彼らを通じ、次世代の子どもたちにスポーツの情熱やトレーニングの重要性を伝えたい」と契約理由を説明。EXILEのリーダーHIROさんは「日本のスポーツ界に新しい風を吹き込みたい」、ボーカルのATSUSHIさんは「健康維持と、体を作る美学を伝えたい」とコメントしている。

　また、会見に出席したパフォーマーのTETSUYAさんは「世界で活躍されている方の仲間入りができるのはうれしい」と挨拶し、アディダスファミリーのサンフレッチェ広島・槙野智章さんからゴール後のパフォーマンスを相談され、「チューチュートレインのダンスのロールトレインとかやってもらえれば」と提案した。

　会場には、アディダスとアドバイザー契約を交わしたサッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督や東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手も同席。ザッケローニ監督は「若い世代、育成世代の人たちにも、もっとサッカーを浸透させていって最終的に代表チームに還元できるようなサッカー文化というものを根付かせたい」と今後の抱負を語った。