赤坂サカス(港区赤坂5)で9月26日、アルゼンチンタンゴとバレーボールの異色コラボイベントが開催された。
攻守の入れ替わりが息詰まる攻防が魅力のバレーボールと、肌を寄せ合い情熱的に踊るタンゴの興奮状態がシンクロするのでは、と企画された同イベント。「普段からペアダンスを踊っている人に世界バレーを見てもらい、2人のきずなを強めてもらおうと企画した」とTBSテレビ宣伝部の橋本浩史さん。参加者には世界バレー女子・日本大会の観覧席招待状も配った。
当日は、ミロンガ(アルゼンチンタンゴのダンスパーティー)を開催。初心者向けのフラメンコとタンゴレッスンも行われ、8月にアルゼンチン・ブエノスアイレスで行われた「2010タンゴダンス世界選手権」ステージ部門で優勝したチズコ&ディエゴペアも登場。ステージ部門で優勝した史上初の日本人女性のダンスに会場から歓声が上がった。
参加したユンホ・オーさん(37)は「旅行も兼ねてソウルから参加した。タンゴの魅力は踊りながら相手を知ることができてコミュニケーションが取れること」、川上恵美さん(27)は「タンゴは技術よりも相手を思う気持ちが大切。踊るときは男性から女性に声を掛けるのが礼儀。もしかしたら、今の男性に足りないものをタンゴは補えるかも」と、それぞれ話した。
会場には、大会キャラクター「ブーナス」も応援に駆け付け観衆を盛り上げた。
世界バレーは、男子・イタリア大会が9月25日から始まっており、女子・日本大会が10月29日に開幕する。