オーガニックワインの専門商社マヴィ(港区赤坂2)が9月15日、ウェブサイト「BYO Club」を開設した。
BYOとは「Bring Your Own(Bottle)」の略で、「あなたの好きな酒を持ち込みください」という意味。もともとアルコールの販売ライセンスを持たない飲食店から始まったシステムで、近年では英語圏諸国を中心に高級店などでも採用されるようになってきているという。
「おいしい料理は、それに合うワインと一緒に楽しんでもらいたい。BYOがカンフル剤になる可能性はある」と同社の田村安社長。「飲食店にとってはデメリットが多いと思われがちだが、仕入れをせずに持ち込み料を売り上げにでき、ワインの管理設備が必要ないなどのメリットも多い」とも。
同サイトでは、ボトルを持ち込みできる店を公開し、BYOに関するさまざまな情報を提供していく。エリアや予算、シーンなどを選択しBYO店を検索することも可能。同クラブメンバーの口コミを中心に規模を拡大していき、BYOが可能な飲食店にはBYOステッカーを張ってもらう。
全国展開を行い、年内に200~300店舗の掲載を目標に据える。