飲食店の経営コンサルティングなどを行うAPカンパニー（港区）が6月1日、溜池山王駅直通の山王パークタワー（千代田区永田町2）地下1階に3業態の複合店舗をオープンした。

　同店は、内臓卸問屋直営のホルモン居酒屋で内臓肉・正肉がメーンの「芝浦食肉」（店舗面積45坪、110席）、400年の歴史を持つ築地仲卸直営の鮮魚居酒屋「十七代目 紀ノ重」（36坪、104席）、紀ノ重の仕入れを生かした立ち飲みのワインバル「魚貝バル KINOSHIGE」（5.6坪、30～40人収容）が一つになったフードパーク。3店舗が厨房・人材を共有することで設備投資や人件費を抑え、食材を効率よく使えるメリットを生かした運営を目指す。

　「芝浦食肉」のメニューは「ホルモン焼き」（1人前580円）、「もつ鍋」（1人前880円）、「刺し盛り」（1,480円）、「霜降り塩ユッケ」（1,180円）などの肉料理が中心。「十七代目 紀ノ重」では「紀ノ重盛り」（1,980円）、「カニみそシーザーサラダ」（580円）、「イカゴロホイル焼」（580円）など魚メーンの料理を提供。「魚貝バル KINOSHIGE」は「カニみそバーニャカウダ」（580円）、「殻つきウニのクリームチーズ」（500円）など、ワインや日本酒に合う料理を用意する。

　同社販促企画部の岡田英樹さんは「ターゲットは山王パークタワーと周辺地域のオフィスワーカーで、20代後半～40代前半の男女。オフィスビルの地下1階ということもあり、ビル内外の方にリピーターとなってもらい、活気を創出していきたい」と話す。

　営業時間は、ランチ＝11時～14時30分（KINOSHIGEはランチなし）、ディナー＝17時～23時30分。日曜・祝日定休。