サントリーホール「お昼の無料コンサート」、好評で約20年間続く

「楽器の王様」と呼ばれるパイプオルガン。サントリーホールの大ホール正面に設置されている。写真:サントリーホール提供

「楽器の王様」と呼ばれるパイプオルガン。サントリーホールの大ホール正面に設置されている。写真:サントリーホール提供

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 赤坂のサントリーホール(港区赤坂1)で毎月開催されている、昼休みの無料コンサート「オルガン プロムナード コンサート」に毎回、多くのファンが詰めかけている。

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 同ホールの5周年を記念して1991年にスタートした同コンサート。「パイプオルガンの音色を聴きながら癒やされてもらおう」と、近隣住民やオフィスワーカーを対象に始まった。最近では、旅行ツアーの一環として観光バスで遠方から訪れる人も見かけられる。

 サントリーホール正面玄関の上壁にあるパイプオルゴールが鳴り始める正午ごろには、会場前に長蛇の列ができる。このオルゴールは大ホールの世界最大と称されるパイプオルガンと同じ素材で作られたオルゴールだ。

 「毎回800人ほどが訪れている。小学生以上でなければ参加できないコンサートも多い中、どなたでも参加可能とあって親子でいらっしゃる方も多い。お母さん同士でマナーを自覚しているので、安心して受け入れられる」と同ホール企画制作部の河野彰子さん。

 5月20日の無料コンサートに訪れていた早川洋子さん(40)は、「1年以上前から2歳になる娘と足を運んでいる。娘がおなかにいる時からクラシックはよく聴いていたので。パイプオルガンが聴ける場所はなかなかないのでうれしい。ママ友達と来ることもある」と話す。

 開場は12時。開催時間は12時15分~12時45分。今後の予定は、6月24日=小島弥寧子さん、7月22日=ローラン=シプリアン・ジローさん、9月9日=椎名雄一郎さんのオルガン演奏を予定している。

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