虎屋赤坂本社(港区赤坂4、 TEL 03-3408-2402)の虎屋ギャラリーで11月1日から、「虎屋・寅年・虎づくし」展が開催される。
2010年の寅年を迎えるにあたり、屋号にもなっている虎をさまざまな角度から取り上げ、一堂に集めて展示する。虎は、日本には生息しないにもかかわらず、多くの日本人が生きた虎を目にするずっと以前から広く知られ、親しまれてきた不思議な動物。
木や竹で骨組みを作り、布をかぶせた虎の「作い物(つくいもん)」が登場する「大里七夕踊(おおざとたなばたおどり)」をはじめ、虎にちなんだ各地の行事や伝統芸能を、動画などを交えて紹介。各地の虎玩具も展示する。
23年前の寅年にちなんだ大きな虎の干菓子(ひがし)「押物製『扇面竹虎形』」や、社員考案の「干支菓子」など虎屋の菓子に加え、他店、海外の虎にまつわる菓子も約20点も展示。そのうちの「押物製『寅』」「黄身餡製『寅』」(各420円)、「特製ようかん『千里の風』」(3,465円)を赤坂本店で限定販売する。
「食文化や民俗などに興味を持たれている方におすすめ」と虎屋の相田文三さん。「虎屋に残る井籠や看板、古文書もご覧いただきたい」とも。
開館時間は10時~17時30分。入場無料。11月30日まで。毎週月曜10時30分からは展示解説も行う。