料亭「赤坂 金龍」(港区赤坂3、TEL03-3583-2033)が今年5月にリニューアルオープンして以来、話題を集めている。
リニューアルした同店は、伝統芸能を始めとしたさまざまなイベントを随時開催。先週は「花街の宴」と題し、赤坂芸者衆による演舞やお座敷遊びが行われた。夫婦そろって訪れていた加藤功時さん(58)は「今日は妻にも着物を着せて連れてきた。やはり日本の伝統である芸を生で見られるのは貴重な場所。日本らしさを一番感じられる」と話した。
店舗面積は100坪。バーカウンター12席、テーブル12席、個室2室の23席、2階の大広間には36席ほどを用意。客層は20代後半から70代後半まで、老若男女問わず幅広い。
「西洋の文化もいいが、改めて和の文化にも目を向けてもらいたい。100%木造建築の建物も今では本当に貴重。木造ならではのやわらかい雰囲気を感じてもらえれば」と店主の秋葉佳宣さん。「料亭は文化が凝縮している場所。良いモノをいつまでも残していきたい」とも。
リニューアル後、より多くの人が足を運べるように、料亭としては破格の料金で食事やドリンク類を提供する。予約制ながら、ランチ営業も5,000円から実施。
今月のイベントとしては、邦楽と日本舞踊を堪能できる「邦楽の響」や、一人芝居「夢おんな まぼろしの六条御息所」などを予定。
営業時間は18時~23時。(バー営業は翌3時まで、土曜は23時まで)。日曜定休。