「赤坂山王流ラーメン」(港区赤坂2、TEL 03-5570-2608)が9月1日、開店5周年を迎えた。
同店は、近隣で細麺や九州ラーメンを提供する店が多い中で、太麺にこだわり、とんこつ醤油ベースのスープを提供するラーメン店として5年前にオープン。店舗面積14坪、席数はカウンター17席。ビジネスマンやOLを中心に、1日およそ300人を集客する。
店主である前原弘幸さんは、元々は高校卒業後アパレル業界で6年ほど仕事をしていたが、景気悪化にともない将来について考えるようになった時、「着るものより、食べるものがなくては困る」と考え「食」に興味を持つように。ある深夜番組で「リストラや脱サラをして商売を始める」というドキュメンタリー放送を見て、ラーメン店開業を決意したという。「その番組に登場した50代男性が『頭で分かっていても、体がついていかない』と言っていたのが一番印象的で、動くなら今だと思った」と前原さん。
それから、横浜のラーメン店で5年ほど修業を積んだ後、今度は経営的な面も学べる某ラーメンチェーン店に移り5年の経験を経て独立、現在の地に「赤坂山王流ラーメン」を出店させた。「『山王流』という名前は『溜池山王』の地名から命名し、地域密着型を築いてきた。うれしいことに常連客も定着し、今日まで店を経営することができた。今後も一人でも多くのお客に選んでもらえる店にしていきたい」(前原さん)
メニューは「ラーメン」(650円)、「ねぎラーメン」(800円)、「カレーラーメン」(750円)などを用意。軽くボイルし、特製のタレをかけたキャベツ入りの「キャベツラーメン」(830円)は店の看板メニュー。味の濃さ、麺の固さ、油の量は好みで選べる。
9月中(土曜・祝日を除く)は5周年記念サービスとして18時まで中盛り・大盛りを並盛りの値段で提供。18時以降は、半ライス無料サービスを実施している。
営業時間は月曜~金曜=11時~24時。土曜=11時~18時。日曜定休。