水にチップ支払う募金活動「TAP TOKYO」始まる-赤坂離宮でも実施

赤坂離宮で「TAP TOKYO」の募金第1号となった小田原の法人会の皆さん。

赤坂離宮で「TAP TOKYO」の募金第1号となった小田原の法人会の皆さん。

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 飲食店で提供される無料の水に100円以上のチップを支払うことで、衛生環境の悪い世界の子どもたちを支援する「TAP TOKYO」が3月20日より始まった。

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 同プロジェクトは、ユニセフが中心となり、国連が制定した「世界水の日」(3月22日)にちなんでの発足した募金活動。世界では「安全な水」が手に入らず、1日4,000人もの子どもたちが命を落としており、そうした現状を知ってもらうことを目的に実施する。日本では、日本ユニセフ協会と博報堂、「hakuhodo+design project」が中心となり、3月20日~22日の3日間に渡り、都内と近郊のレストラン、カフェなど計304店舗で実施する。

 広域赤坂圏では赤坂サカス内(港区赤坂5)の飲食店を中心に計18店が参加。広東料理を提供する有名中華料理店の「赤坂離宮」(港区赤坂5)でも実施された。

 同店では「水」ではなく、無料で提供される「お茶」に対してチップを支払い募金参加する仕組み。店内の各テーブルには「TAP TOKYO」の活動趣旨を解説する専用のテーブルカードが並べられ、ホールスタッフも利用客に実際に趣旨を説明し募金を呼びかけた。「何気なく水を飲んでいるが、日本だから安心して水が飲める。海外では安心して水を飲めない地域も多い。世界の子どもたちが少しでも安心して水が飲める環境ができるように、同プロジェクトに協力していきたい」(同店)。

 同店の募金第1号となったのは建設業を営む小田原在住の杉崎洋一さんをはじめとした小田原法人会の皆さん。小田原法人会のメンバー5人で赤坂に訪れ、昼食を取るため同店に訪れ募金を行った。「テレビなどを見て世界の子どもたちの現状について知った」「世界の子どもたちを支援する取り組みに参加する良いきっかけになった」と同法人会のメンバーは話す。

 同活動は3月22日まで行われる。

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