国土交通省が3月18日、全国の地価状況を発表し、「港区赤坂1-14-11」が全国で2番目に地価の高い場所であることが分かった。
国土交通省土地鑑定委員会は毎年、地価公示法に基づき都市計画区域など標準地の「正常な価格」を公示している。「平成27年地価公示」では、1位が「千代田区六番町6番1外」で1平方メートルあたりの公示価格は315万円、次いで同所が297万円と、全国で2番目に地価の高い場所であることが分かった。同所の平成26年の公示価格は1平方メートルあたり268万円で、前年に比べ10.8%上昇している。
現在、同所近辺はANAインターコンチネンタルホテル東京やホテルオークラ東京をはじめとしたホテルや各国大使館が集まり、国際色豊かなエリアとなっている。
国土交通省地価公示担当の吉野さんは「平成14年に調査地点を増やして以来、同所は14年連続で2位となっている。東京の中心部にあり、高所得者の需要が高いことが、地価が下がらない要因であるのでは」と話す。