オンライン資格試験勉強サービス「資格スクエア」を運営するサイトビジット（千代田区）が1月25日、「弁理士受験マスター塾教室」（港区赤坂2）で「プレミアムゼミ」のサービスを始める。

プレミアムゼミの模擬講義を行う講師の宇塚悠介さん

　司法試験予備試験、司法書士、行政書士などの難関法律資格など、これまで数多くの資格試験勉強サービスを提供してきた同社。時間や場所を選ばずに資格試験の勉強ができる環境を整えるため、講義などはすべてオンラインで行っている。

　今回同社が開講する「プレミアムゼミ」は、オンライン講義を受講した後、実際に教室に足を運び、講師や他の生徒と共に過去問やオリジナル問題を解いたり、議論を交わしたりすることができるというもの。教室で授業を受け、自宅で課題に取り組むという一般的な学習形態とは逆の形をとる「反転授業」と呼ばれるスタイルを採用している。

　「オンラインの講義は、場所などを拘束されない分、生徒が勉強を続けるモチベーションが必要不可欠になる。しかし、オンライン講義の継続率は全世界で約1％と言われており、継続できるかどうかは生徒の意思次第だった。そこで学習の継続率の底上げを図るため、今回業界で初めて反転授業を導入することにした」と同社代表取締役の鬼頭政人さんは話す。

　プレミアムゼミでは、スタンダードとアドバンストそれぞれ2つのレベル毎に全6回の少人数講義を実施。受講者はオンラインで配信されるインプット講義に加え、教室でのアウトプット講義の様子も、実施後にはインターネット上で見ることができる。また試験合格者に対しては、試験後の就活や実務までサポートする。

　「生徒がリアルの場で仲間と知識を共有しながら学ぶことで、モチベーションの維持につなげ、『オンライン授業は続かない』という認識を改めたい」と鬼頭さん。「現在は行政書士の資格試験対策のみ取り扱っているが、今後は他の資格も増やしていけたら」とも。

　初回は無料で、第1回の開催日時はスタンダードレベル＝1月25日の9時～12時、アドバンストレベル＝2月1日の9時～12時。価格は21万3,840円（ゼミのみの別売りあり）。4月以降もプレミアムゼミを続ける。