12月11日、グランドプリンスホテル赤坂(千代田区紀尾井町1)跡地に建設中の複合ビルの名称が「東京ガーデンテラス」に決定した。再開発を進めるのは西武プロパティーズ(埼玉県)。
地上40階、高さ約140メートルの高層ホテルだった同ホテルは、赤坂のシンボルとして「赤プリ」の愛称で親しまれていたが、2011年3月に閉館。解体工事には上部から1階ずつ解体する大成建設の新工法「テコレップシステム」を採用し、ホテルが「縮んでいく」ように見えることで、ネット上でも話題となった。
同所に新たに誕生するのは、36階建て、高さ180メートルの高層ビル。ホテルやオフィスなどからなる「オフィス・ホテル棟」と、住宅からなる「住宅棟」の2棟を建設予定という。オフィス部分にはヤフー本社の入居が決まっている。
今回決定した新名称「東京ガーデンテラス」は、周辺にある木々にあふれた「ガーデン」と、弁慶濠(ぼり)沿いに配置するステップ上の商業ゾーンをイメージした「テラス」を組み合わせて付けられた。
赤坂に勤務する20代の女性は「『赤プリ』の名前がなくなってしまうのは寂しいが、どんなビルが誕生するのか、今から楽しみにしたい」と話す。
2016年夏に開業予定。