5月23日、赤坂小学校の生徒たちがTBS放送センター(港区赤坂5)で通年飼育しているミツバチの巣箱を見学した。
TBSは2011年から、社屋内でミツバチを飼育するプロジェクト「みつばちあ~赤坂Bee Townプロジェクト」を実施しており、赤坂エリアの企業や商店街、町会、行政、住民ボランティアやNPOの協力の下、ミツバチの飼育を通して赤坂の街の環境保全や子どもたちへの環境教育に取り組んでいる。現在は約10万匹のミツバチを飼育しており、昨年度には約130キロのハチミツが採集できた。
23日の巣箱見学会には、赤坂小学校の6年生2クラスの生徒たちが参加。網付き帽子と手袋を着けた生徒たちは、実際にミツバチの巣を間近で観察したり、遠心分離器によるハチミツ採集の様子を見学した。見学会の合間にはオオスズメバチとミツバチの大きさを比較した標本や、スタッフが手づくりしたパネルを使い、ミツバチの生態についても学習。帰りがけには「赤坂まちづくり代表会議」が支援し、ボランティアスタッフの手で一つひとつ瓶詰めされた赤坂産のハチミツを受け取った。
見学会に参加した女子生徒は「ミツバチは服に止まっても大人しくて、とてもかわいかった。実際にハチミツを食べてみるとお花の味がして、おいしかった」と話した。同プロジェクトを考案したTBS・CSR推進部も「ミツバチの環境指標動物としての役割を伝えながら、ボランティアのみなさんと交流ができる機会をつくっていきたい」という。