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元赤坂に老舗洋食店「東洋軒」が復活-二ツ星レストランのシェフが総料理長に

厚さ5センチほどの「メンチカツ」は、三重県松阪牛と鹿児島県放牧豚の肉を使用

厚さ5センチほどの「メンチカツ」は、三重県松阪牛と鹿児島県放牧豚の肉を使用

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 元赤坂に「東京 東洋軒」(港区元赤坂1、TEL03-5786-0881)がオープンして、まもなく3ヶ月を迎える。

「The Asias 50 Best Restaurants」アジアNo.1に選ばれている成澤シェフ

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「東洋軒」は1889(明治22)年、東京・三田で西洋料理店として創業。宮内庁御用達の店として、各界の要人が訪れるなど人気を博していた。昭和初期に三重・津にのれん分けをし、「東洋軒 本店」として現在も営業を続けているが、今回、総料理長に成澤由浩氏を迎え、東京の地に復活した。

 成澤氏は東京・南青山「NARISAWA」のオーナーシェフ。同店はフランスのグルメガイド「ミシュランガイド 東京・横浜・湘南2013」で二つ星を獲得しているが、東洋軒本店三代目の「洋食の味を後世まで守りたい」という思いに賛同し、初めて洋食店を手がけることになった。

 メニューは、コース(昼4,104円~、夜 6,264円~、別途サービス料10%、以下同)のほか、松阪牛と鹿児島放牧豚の肉や自家製食パンから作るパン粉を使い、米油で揚げた「メンチカツ」(2,592円)も。「吟味を重ねた自然食材だけを使うことで、毎日食べても胃に負担にならない洋食を実現した」(成澤氏)という。またそのほかの単品メニューには、松阪牛を使った「ブラックカレーライス」(2,808円)、「ハヤシライス」(2,808円)、「カニクリームコロッケ」(2,592円)、「ハンバーグ」(3,024円)など。

 成澤氏は「こんなにも多くの人が洋食を好きだったなんて知らなかった。『待ちに待っていた』という感じでご来店いただいている。洋食は日本が育んできた食文化。洋食のおいしさを世界に発信していきたい」と意気込みを語る。

 営業時間11時30分~14時(L.O)、18時~21時(L.O)。夜は要予約。不定休。

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