赤坂見附駅近くに店を構える小料理屋「赤坂見附なか指」（港区赤坂3、TEL 03-5562-2929）がリニューアルオープンして2カ月が過ぎた。

同店で提供されているEMO牛（有田牛）

　オープン日は1月10日。店舗面積は5坪ほどで、客席はカウンター10席。おかみとして店を切り盛りするのは元OLの浜島由香理さん。浜島さんは以前、赤坂1丁目にあった居酒屋「福～fuku～」で、土曜日限定で店長を務めていたが、入居するビルの再開発に伴い同店は閉店。「ゆかりのある赤坂の地で、あらためて自分の店を持ちたかった」という。

　宮崎県産の食材を使用した料理を提供する同店。中でもメーンの牛肉料理は宮崎県西都市有田農場のEMO牛（有田牛）を使う。人気の炙（あぶ）りメニューは、「サーロイン」「特製リブロース」など、さまざまな部位を80グラムから10グラム単位で注文可能。「EMO牛は、エサにも水にも薬を一切使わずに育て上げているため苦みやあくが少ないのが特徴。EMO牛の赤身をせいたくに味わってもらいたい」と、3代目として同農場を経営する有田源吾さんは話す。

　そのほか、「焼　上タン」（80グラム＝2,180円）、宮崎産の野菜を使った「タンシチュー」（1,980円）、宮崎産の焼酎なども取りそろえる。ランチメニューは、その日に仕入れた部位の肉を使った「有田牛希少部位の炙り丼」（1,200円）を提供。

「宮崎県の食材はどれも味がいいので、味付けはあくまでシンプルに、素材の味を引き出せるようなメニューを提供するよう心掛けている」と浜島さん。「小さい店だが、お客さん同士が仲良く、楽しい時間を過ごせるような店にしていきたい」とも。

　営業時間は11時30分～15時、18時～24時。日曜・祝日定休。