民主党の小沢一郎代表にちなんだ「いっちゃんまんじゅう」の販売が11月25日より、国会議事堂参議院別館の売店(千代田区永田町1)、国会参観バス駐車場控室内の販売店「新美堂」(永田町1)で始まった。
同商品を企画したのは卸問屋の喜多村(台東区)。同社はこれまで、販売元として大藤(荒川区)が開発・製造する「太郎ちゃんまんじゅう」「純ちゃんまんじゅう」など、歴代総理にちなんだまんじゅうを販売。大藤はこれまで自民党以外のグッズを取り扱っていなかったが、民主党の小沢一郎代表にちなんだまんじゅうを製造・販売するほかの企業が登場したことを受け、喜多村が大藤に小沢代表にちなんだまんじゅうの商品化を提案。大藤が「自民党に義理を欠く」との理由で断わったため、喜多村が自ら発売元になり「いっちゃんまんじゅう」を販売する。大藤は協力という形で開発に参加することになった。国会内で野党党首にちなんだ商品が販売されるのは初めて。
同商品は、アメリカのオバマ次期大統領にあやかって「チェンジ」をうたっている民主党にちなんで、「チェンジ」をコンセプトにした。まんじゅうは小沢代表の出身地である東北地方をイメージし、東北地方の「だだちゃ豆」を使用した「ずんだ」と同様の緑色のあんのまんじゅう。雪国である東北地方に合わせ、雪に見立てた白い皮を使用する。
「今後もさまざまな商品を開発・販売していくアイデアがある」と同社担当者は明かす。
価格は12個入りで630円。