日本コロッケ協会(港区赤坂5)が2月1日、「第2回 コロッケ味利きトライアル~最強のコロッケとは!?~」を開催した。
昨年9月から「コロッケから世界の食卓を笑顔にする幸せ革命」をコンセプトに掲げフェイスブックなどで非公開で活動してきた同協会。今年の2月から、コロッケ好きを自ら宣言する「コロッケニスト」との交流促進や、コロッケ業界を盛り上げるイベントなどを本格的に始動していく予定だという。
子どものころからコロッケが大好きで、「今でも週5で食べる」という会長の山村嘉克さんは「大正時代にはビーフステーキより高価だったコロッケが、価格競争により本来のポテンシャルを発揮できないでいる。もう一度コロッケにスポットライトを当てたい」と協会設立の理由を語る。
当日、前回一番人気だったという「チーズフォンデュサンドコロッケ」や、ご当地B級グルメの「みしまコロッケ」、ライスコロッケの「アランチーニ」など、都内の肉屋やスーパーなどで購入できる37種、約350個のコロッケが集められ、同協会員や食品メーカーの担当者、一般参加者など約30人が品評。色・具の大小・香りの強さ・味・食感などを評価し、ホワイトボードのマトリックス図にそれぞれのコロッケを参加者がマッピングしていった。
山村会長は「単純においしいだけでなく、判断基準を設けてそのおいしさを分析するこの時間がこいつら(コロッケ)にとって一番の幸せ」と熱弁。「いずれは究極のコロッケを開発したい」と意気込む。次回開催は3月1日を予定。