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国会図書館、資料34万点を新たにデジタル化-震災翌日の「壁新聞」も公開

「壁新聞」は電気が一切使えない状況下で発行された

「壁新聞」は電気が一切使えない状況下で発行された

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 国立国会図書館(千代田区永田町1)は10月18日、新たにデジタル化した所蔵資料約34万点の提供を開始した。

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 2009年より所蔵資料の大規模デジタル化を実施してきた同館。図書、雑誌、新聞、古典籍資料などを対象としたデジタル化資料の総数は、今回の追加で約137万点にも上る。

 新たに追加されるのは、古典籍資料=約5万1000点、雑誌=約18万2000冊、図書=約10万8000冊(図書のみ25日から)。その中には、東日本大震災の直後に宮城県石巻市で6日間(3月12日~17日)にわたり発行された「壁新聞」も含まれる。

 同紙は地元の石巻日日新聞社が、震災による被害状況や、市民の安否に関する情報などを手書きでまとめ、市内の避難所などに「号外」として掲出したもの。3月12日号には手書きの赤文字で「正確な情報で行動を!」と記されており、ライフラインが遮断された中での混乱した状況を伝えている。

 「壁新聞」など一部の資料は同館のホームページから閲覧することができる。

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