博報堂ケトルのオフィスが「グッドデザイン賞」受賞-やかんテーマに空間デザイン

まるで「やかん」を輪切りにしたような直径15メートルの円形のワークスペース

まるで「やかん」を輪切りにしたような直径15メートルの円形のワークスペース

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 クリエーティブエージェンシー博報堂ケトル(港区赤坂5)のオフィスが10月1日、2009年度グッドデザイン賞を受賞した。

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 同オフィスは昨年5月、赤坂Bizタワー内に完成。オフィスデザインはジオグラフ(品川区)によるもの。

 オフィスの中央にまるで「やかん」を輪切りにしたような、直径15メートルの円形のワークスペースを配置し、ワークスペースは「家」、会議室は「庭」をコンセプトに設計。ワークスペースには全社員13人が一度に見渡せる円形テーブルを設置し、さながらいろり端のような空間を演出する。会議室は庭を感じさせるために、神宮球場でも使用されている競技用の人工芝を敷き詰め、踏みしめる感覚からワークスペースとの切り替えを図る。博報堂ケトルのアートディレクター、船木さんは「会議室に入った瞬間に踏みしめる感触から差別化を図り、常に刺激的なアイデアが生まれる場になりつつ、落ち着く空間を目指した」と説明する。

 同オフィスについて、審査委員は「『やかん』をアイコンとしたワークスペースを中心に、ユニークかつ非常に広告的なオフィスデザイン。クリエーティビティーあふれる博報堂ケトルというブランドを良く表し、またオフィスの中での場の作り方が非常にうまくできている。オフィスデザインの自由さを感じさせられる作品」と評価する。

 船木さんは「大胆なオフィスデザインだったが、認められて大変光栄。完成して1年以上が過ぎたが、使い勝手も良く、このやかんを輪切りにしたような円形オフィスで社員一人ひとりがコンロの火となって、毎日火を絶やさずに沸騰させている」と受賞の喜びを語る。

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