ANAインターコンチ、クラブフロアラウンジをリニューアル-施設面積3倍に

新しくリニューアルオープンしたクラブラウンジ。日本的な柔らかい光を意識したインテリアを採用し、「くつろぎ感」を演出する。

新しくリニューアルオープンしたクラブラウンジ。日本的な柔らかい光を意識したインテリアを採用し、「くつろぎ感」を演出する。

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 ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂1)は2月10日、付帯サービス付き客室フロアのクラブラウンジ「クラブインターコンチネンタルラウンジ」をリニューアルオープンした。

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 新しいクラブラウンジは、従来の34階のクラブラウンジから、客室階として最上階に当たる35階に移設。施設面積をこれまでの176平米から約600平米と3倍以上に拡大し、国内最大級のクラブラウンジとしてオープンする。

 クラブラウンジのリニューアルと同時にクラブフロアの客室も増設。これまでの32階~35階のクラブフロアに加え、28階~31階をクラブフロアとして展開。客室数を89室から198室へと2倍以上に増設する。「クラブフロアのニーズが高く、これまで対応しきれていなかったため、クラブフロアの客室・クラブラウンジを増設し、リニューアルオープンした」と同ホテル広報担当者。

 クラブラウンジの内装及びサービスのコンセプトは「邸宅の居住性(レジデンシャル・コンフォート)」。モダンな空間の中に、ほのかに光を通す和式のついたてやすだれをモチーフにしたインテリアを採用。あんどんなどに象徴される和的な「優しい光」の表現を用いることで、「くつろぎ感」のある空間を演出する。皇居、国会議事堂、六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなどの東京都心部を見渡すことができるロケーションがセールスポイントだという。

 クラブラウンジは6つのゾーンに分かれる。内容は、クラブフロア利用客専用のレセプションで、専属スタッフによるコンシェルジュサービスも行う「レセプション エリア」、ビジネスをサポートしPCブース、雑誌・書籍をそろえる「ライブラリー エリア」、マッサージチェアと液晶テレビを用意する「リラクゼーション エリア」、料理を提供する「ダイニングエリア」、ソフトドリンクやアルコールを用意する「バー エリア」、テレビ会議などの設備も備えた「ミーティング エリア」。席数は100席を設ける。

 客室の内装デザインは日本の伝統色である「赤・黒・金・銀・紺」の五色でコーディネート。黒の鏡面仕上げや漆工芸など、クラブラウンジ同様、モダンなデザインの中に日本の伝統的な手法を取り入れたインテリアを採用し、イメージを統一する。内装や家具には日本で古くはたんすなどに使用されていた「栓(せん)」と呼ばれる木種を使用。バスルームとベッドルームの界壁をシースルーガラスにすることで、自然の光がバスルームに入るように設計し、一体感のある広がりを演出する。

 客室はダブル143室、ツイン12室、スイートルーム43室。海外からのビジネス利用者が多いことから、日本で一般的なツインの部屋ではなく、1人で利用できるダブルの部屋を増設。スイートルームも大型の部屋は数を絞り、中型の部屋に力を入れる。大型の部屋を絞ることにより生まれたスペースは全てクラブラウンジに回し、クラブラウンジの充実を図る。

 客室の基準単価はツインまたはダブルルーム(28~32平米)=56,595円、スイートルーム(6タイプ/52~157平米)=86,625~277,200円。

 クラブラウンジの営業時間は7時~22時30分。

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