バンクーバー冬季五輪記念コイン-赤坂のカナダ大使館で初公開

初公開された「バンクーバー2010オリンピック冬季競技大会公式記念コイン」のイメージ。

初公開された「バンクーバー2010オリンピック冬季競技大会公式記念コイン」のイメージ。

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 カナダ大使館(港区赤坂7)で1月14日、2010年2月12日~28日にカナダ・バンクーバーで開催される「バンクーバー2010オリンピック冬季競技大会」を記念して鋳造された公式記念コインが初公開された。

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 同コインはオリンピックの開催を記念して開催国カナダの王室造幣局が鋳造・発行するコレクター用の記念コイン。日本国内では泰星コイン(中央区)が輸入元となり、今年と開催年である来年の2回に分けて販売。1月19日より第1次販売が開始されることに合わせ、同国大使館で同コインが公開された。

 販売する記念コインは25ドル銀貨と75ドル金貨。銀貨には五輪記念コイン史上初となるホログラムを採用。三日月にかたどったホログラムの中に大会のロゴマークとオリンピックの象徴であり、同国の象徴でもある氷と雪の結晶をデザイン。「氷と雪の祭典」を代表する競技種目の図柄などが描かれる。金貨にはバンクーバーの先住民族やカナダの特徴的文化をデザイン。同国造幣局の五輪記念コインとしては初となるカラーを採用、デザインされた図柄が色鮮やかに描かれる。金貨・銀貨の表面には共に女王エリザベス2世の横顔をデザイン。周囲にはカナダ国名、発行年などが刻印される。

 銀貨は「スノーボード」「フィギュアスケート」「フリースタイルスキー」「ボブスレー」の競技種目を描いたものと、バンクーバーのランドマークである「カナダプレイス」を描いた5種類。金貨はバンクーバーの4つの先住民族の創造主と祖先を象徴したデザインで、文化と精神の統合と互いの尊敬を表わした「4つの先住民族」、同大会のロゴマークのモチーフにも採用されている「イヌクシュック」、「カナダプレイス」を描いた3種をセットで販売。金貨3種セット(245,700円=2,000セット)、銀貨5種セット(81,900円=3,000セット)を主要金融機関で限定販売する。

 同日、カナダ大使館で行われた発表会には日本オリンピック委員会・会長の竹田恆和さんとフィギュアスケート選手の小塚崇彦さんが登場。カナダ王室造幣局・総裁兼最高経営責任者のイアン E.ベネットさんから2人に同記念コインが贈呈された。併せて同大会のマスコットキャラクターの「スーミ」「クワッチ」「ミーガ」も登場し、日本での初のお披露目となった。

 同大使館内の高円宮記念ギャラリーでは同日より、これまでカナダと日本で開催されたオリンピックを記念して発行された記念コインを集めた展示会「カナダのオリンピック記念コイン展」を開催。バンクーバー、カルガリー、モントリオール、長野、札幌、東京で開催されたオリンピックの記念コイン計76点を展示。昨年創設100周年を迎えた同国王室造幣局を記念して鋳造・発行された記念コインや同局のパネル展示も行う。「今後も日本でもオリンピック、パラリンピックに関するイベントを開催する。同展示会はその第1弾として開催する」と同大使館広報担当者。

 開催時間は、平日=9時~17時30分、水曜=9時~20時。土曜・日曜、2月11日、3月20日、4月10日は休館。入場無料。4月14日まで。

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