溜池山王に「シーン」がテーマのカフェ-元映像プロデューサーが開業

「シーン」をテーマに掲げ、溜池山王にオープンしたカフェ「Cafe&Dining SCENE」の外観。

「シーン」をテーマに掲げ、溜池山王にオープンしたカフェ「Cafe&Dining SCENE」の外観。

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 アメリカ大使館近くに昨年12月25日、カフェ「Cafe&Dining SCENE(シーン)」(港区赤坂1、TEL 03-5549-4343)がオープンした。

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  同店を運営するのはスマイルキューブ(赤坂1)。映像コンテンツのプロデューサーを務めていた井上景介さんが昨年10月に設立した会社で、「従業員・消費者・地域の笑顔」をコンセプトに掲げる。映像制作の現場では、エンドユーザーである消費者との接点が少なく、「笑顔」などの反応を直に見ることができないため、ユーザーとの距離が近いサービス業を展開する会社を設立したという。

 同社が手掛ける初の飲食店である同店のコンセプトは「シーン」。「人生のあらゆるシーンで使える店」として展開し、「笑顔のシーン」づくりを意識したサービスを行う。「この近辺はチェーン店や客単価の高いハイエンドな店舗が多く、中間層の店舗がほとんどない。中間層のニーズに応え、ランチやビジネスミーティング、パーティーなどさまざまなシーンで使える店舗として展開する」と井上さん。

 店舗面積は、店内=約100平方メートル、テラス=約30平方メートル。席数は、店内=50席、テラス席=約20席。さまざまな「シーン」で使えるよう、店内を3つのエリアに分けて設計。エントランスも兼ねるオープンテラスエリアはリラックスできる空間に、ビジネスエリアは茶色を基調とした落ち着いた雰囲気にすることで、ビジネスミーティングなども行えるようにした。一番奥のアクティブエリアは一転、赤や緑などカラフルないすやソファを用意し、カジュアルなシーンに対応する。「スクリーンの枠」をモチーフにしたロゴを窓ガラスに入れることで、ガラス越しに見る店内・店外の風景が「映画のワンシーン」として見えるように設計したのも特徴のひとつ。

 食事はイタリアンをメーンに提供。健康志向の世相に合わせ、新鮮な魚介類とオーガニック野菜をメーンに使ったヘルシーなメニューを提供。特に魚介類のメニューを豊富に用意しており、「本日のカルパッチョ」(650円)、「本日の魚と季節の野菜のグリル」(900円)、白身魚と野菜を煮込んだ「本日のアクアパッツア」(1,870円)はその日、一番「生き」の良い鮮魚を使用する。

 メニューはそのほか、洋風ブリ大根の「ブリと大根のバルサミコ煮」(950円)、「たこのしゃぶしゃぶ」(750円)などのシーフードメニューのほかに、「サバのプッタネスカ」(980円)、「特製ミートソースのラザニア」(980円)など定番イタリアンも用意。アルコールはワインをメーンに提供。客単価は3,000円を想定する。「コストを抑えること『笑顔』を作り出すひとつの重要なファクター」(井上さん)。

 営業時間は11時30分~23時30分。日曜・祝日定休。

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