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赤坂のヒルズマルシェで「ベジループ マーケット」 廃棄野菜をリサイクルする新業態の青果店

ナス、ラディッシュ、トウモロコシ、ダイコン、ニンジン・カボチャの6種類をそろえる「ベジループ」

ナス、ラディッシュ、トウモロコシ、ダイコン、ニンジン・カボチャの6種類をそろえる「ベジループ」

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 アークヒルズの「ヒルズマルシェ」に3月4日、「Vegeloop Market(ベジループマーケット」が出店する。運営はマイファーム(京都府京都市)

リサイクルによって生まれた培養土とニンジンの種が入ったニンジンの「ベジループ」

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 同マーケットは、異常気象などの気象災害の影響で食べられなくなってしまった廃棄野菜をリサイクルし、新たにサイクル型栽培キット「Vegeloop(ベジループ)」として0円で販売する新業態の青果店。客からは代金の代わりに任意の価格を寄付として募り、農家へ還元する。

 同キットは、原料として集められた廃棄野菜を生ごみ処理機を使い肥料化し、専用農場で土と混ぜ合わせて培養土へと変化させ、野菜の種と一緒に1枚の紙に包んだもの。くしゃくしゃの紙で包むことで、紙のシワ感が廃棄野菜を再現する。

 ラインアップは、ナス、ラディッシュ、トウモロコシ、ダイコン、ニンジン、カボチャの6種類。栽培方法は、同キットを丸ごと土に埋めて水をかけるだけで、新たな野菜を育てることができる。野菜のパッケージには、水溶性の紙と自然に無害な大豆インク印刷が使われているのでそのまま埋めることが可能。

 同社ベジループプロジェクト担当の久納健司さんは「当マーケットを通じて、普段は野菜をただ消費するだけの人にも、野菜生産の過程やそこで生まれる廃棄野菜の問題、自然と向き合う大切さを感じてもらえたらと思う。ぜひ店頭で『ベジループ』を手に取り、実際に栽培してみていただきたい」と話す。

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