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日本シナリオ作家協会が「シナリオ講座」の生徒募集 プロの脚本家が直接指導

基礎科は学歴・経歴不問で誰でも受講できる

基礎科は学歴・経歴不問で誰でも受講できる

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 日本シナリオ作家協会(港区赤坂5、TEL 03-3560-1877)が現在、4月から開講する「シナリオ講座」の生徒を募集している。

シナリオ会館の内装は新藤兼人さんによるもの

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 1947(昭和22)年に設立した同協会。1964(昭和39)年、現在の場所に「シナリオ会館」を竣工し、以降同所を拠点に脚本家の育成など行っている。「シナリオ講座」は、同協会が1983(昭和58)年より開講しているもので、協会に所属する現役のプロの脚本家からシナリオ制作のいろはを学ぶことができる。同講座からはこれまでも、ドラマ『未成年』や『高校教師』で知られる野島伸司さんや、ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』や『白い巨塔』を手掛けた井上由美子さんなど、著名な脚本家を輩出している。

 今回募集するのは、初心者向けの「基礎科」と経験者向けの「研修科」。それぞれ昼間部と夜間部の生徒を募る。基礎科では、シナリオ作りの基礎技術やキャラクターづくりのコツなどを座学で習得した後、実際にオリジナル作品の制作を行う。研修科では、主に2時間もののオリジナル作品を提出し合評会を行いながら制作を進め、コンクール入賞を狙う。また、毎週火曜日には脚本家や映画監督、プロデューサーを招いた「創作論講義」を行っており、創作の秘けつやプロになるための勉強法などを聞くことができる。

 「講座にはプロの脚本家を目指す人だけでなく、学生や社会人、シニアの方など幅広い年齢層の受講生が在籍している。プロを目指しているわけではない人も『シナリオを書いてみたい』という思いがあれば歓迎する」と事務局の吉田さんは話す。

 基礎科、研修科共に各1回は見学が可能。3月18日には、脚本家の柏原寛司さんと藤田伸三さんによる無料説明会を行う。

 「当協会の講座は講師と生徒の距離が近いことが特徴。授業の後には親睦会をしたり、卒業生の中には講師との繋がりをきっかけにプロデビューした人も多い」と吉田さん。「自分の作品をプロの脚本家に見てもらえるだけでなく、講座の中では講師が実際に手掛けた作品の裏話が聞けることもある。映画やドラマに興味がある人は、ぜひ受講してみてほしい」とも。

 開講期間は基礎科=6ヶ月(毎週火曜・木曜)、研修科=6ヶ月(毎週火曜・水曜)。開講時間は昼間部=14時~、夜間部=18時50分~。受講料は基礎科=13万7,160円、研修科=16万2,000円。研修科受講希望者は、基礎科修了生以外は作品審査がある。見学、説明会は共に要予約。

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