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赤坂にエコな超高層複合ビル誕生へ-「ダルマ落とし解体」も話題に

地上30階からなる「AKASAKA K-TOWER」の完成予想

地上30階からなる「AKASAKA K-TOWER」の完成予想

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 鹿島(港区元赤坂1)は同社の旧本社跡地において超高層複合ビル「AKASAKA K-TOWER」の建築を進行中。環境に配慮した建物造りを考慮している。

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 地上30階・地下3階、高さ158メートル、敷地面積は約1,549坪の同ビル。 3階~24階がオフィス、26~30階が住宅、地下1階・1階が店舗の構成になっている。

 旧本社ビルは、ダルマ落としのように高層ビルを下から解体する「鹿島カットアンドダウン工法」により作業を進めた。これにより、周辺への騒音や粉塵の飛散を抑制。フロアごとに内装解体を行うことで、分別収集を容易にし、内装材の高リサイクル率93%を実現した。
新しいビルは、環境配慮型ビルとして、国内最高水準のCO2排出量40%削減を目指した高効率熱源機器の採用や最適運用制御ロジックの構築等という鹿島の最先端技術を導入。CASBEE2010年度版でSランク認証とともにBEE値(建築物の環境効率)は、賃貸オフィスとして最高値の4.4という評価を受けている。

 同社広報室は「特徴的な力強い白のアウトフレームは、旧本社ビルのデザインの流れを継承すると同時に庇効果で熱負荷を低減する効果もある。デザイン性、環境配慮、そしてここに働く方々の快適性も追求した赤坂地域の新たなランドマークとなることを目指す」と話す。

 完成は来年1月予定。

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