赤坂のマンションの1室がギャラリーに-NYから帰国した女性が開く

赤坂のマンションの1室にオープンした「Nidi gallery」で開催されている手作りせっけん展の様子。

赤坂のマンションの1室にオープンした「Nidi gallery」で開催されている手作りせっけん展の様子。

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 赤坂のマンションの1室に、アート作品にとどまらず、ファッションやジュエリーなどライフスタイルに関わるものなども展示するユニークなギャラリー「Nidi gallery(ニーディ ギャラリー)」(港区赤坂4、TEL 03-6905-9731)がオープンした。

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 同ギャラリーは、清水ありささんが個人で経営するギャラリー。ニューヨークの大学院でインスタレーションを学んだ清水さんは、その経験を生かして同ギャラリーをオープンした。「帰国して感じたことは日本では個人がアート活動を発表する場が少ないということ。インターネットで活動する人も多いが、実際に実物に触れる機会は少なくなっている印象があり、実物を見る大切さや楽しさを提供できる場を作りたかった」と清水さん。

 「nidi」とはイタリア語で「鳥の巣」を意味し、「ものが生まれる場所。みんなが出てまた戻ってくる、ぬくもりのある場所」という意味を込め、同ギャラリーを「Nidi gallery」と名づけた。コンセプトは「アートを『生活』の一部のように気軽に楽しめるギャラリー」。マンションが「生活」を連想させることから、ギャラリーをマンションの1室に設け、赤坂の小高い丘にマンションを「大きな木」、その中の部屋を「巣」としてとらえる。

 同室のオーナーは元々カメラマンで、撮影スタジオとして使用していたという。某海外アーティストが一時期、アトリエとして使用していたというエピソードも残っているなど、この場所が「ものが生まれる場所」であったことも同室をギャラリーとして選んだ理由のひとつ。

 ギャラリー主催の企画展を行うほか、個展やグループ展を行うレンタルスペース、スタジオとしての貸し出しも行う。ビジネスマンやOLが仕事帰りに鑑賞できるよう、遅い時間帯まで営業を行う。

 8月28日から、手作りせっけん展「metsapirtti」が始まった。自然に存在するバクテリアが分解できる素材のみを使用した環境に優しいせっけんの展示販売を行う。

 営業時間は13時~20時。入場無料。同展は9月3日まで。

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