赤坂の和食店「炭火 炬屋」が1周年-「適正価格」にこだわり常連客つかむ

左から店長の礒部剛宏さん(35)、料理長の髙田秀一さん(31)、焼き場担当の戸井田貴義さん(28)。3人との会話を楽しみに来る客も多い。

左から店長の礒部剛宏さん(35)、料理長の髙田秀一さん(31)、焼き場担当の戸井田貴義さん(28)。3人との会話を楽しみに来る客も多い。

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 一ツ木通り沿いの浄土寺入り口の隣にある炭火料理店「炬屋(かがりや)」(港区赤坂4、TEL 03-6459-1205)が5月27日、開店1周年を迎えた。

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 同店は日本各地から食材を仕入れ、素材そのものの味を楽しむ料理を提供する和食店。その日に入荷したもので季節感のある献立を考えるため、毎日メニューが変わる。店長の礒部剛宏さんと料理長の高田秀一さんが、「自分たちがおいしいと思うものを適正価格で楽しんでもらいたい」と日々のメニューを作り上げる。

 「赤坂という激戦区でやっていくことに不安はあった。でも、店に一度来店されたお客さんはかなりの確率でリピーターになってくれる。新規客だと思っていた方が実は、誰かに紹介されて足を運んできてくれていたということが1年を通してやっとわかってきた」と礒部さん。価格は「この素材にならこれぐらい払っても満足すると自分たちが思える値段」を設定。「お客さまからは赤坂にしてはリーズナブルと言われることも多いが、極めて適正価格」とも。

 さらにユニークなのが礒部店長の経営方針。「お客さまに喜んでいただくためには、まず働いている従業員のチームワークと楽しさを共有できなくては。厳しさと楽しさを共有できる環境を作ってこそ、全員でお客さまを楽しませることができると思っている。良い店は、必ず従業員も心から楽しんでいる。そこでお客さまのためにどうしようかと常に考えられるチームが生まれる」。

 メニューはアスパラ、レンコンなどの旬の野菜や比内地鶏を炭火焼きで提供するほか、高田さんがその日の新鮮なアジやイワシを使って作る「高田なめろう」(780円)や、季節の旬の野菜3種とやまと豚のしゃぶしゃぶ「草豚鍋(そうとんなべ)」(1人前=1300円)、「鳥刺し」(1,480円)など。ハチミツと天然塩をつけて食べる「水茄子刺身」(600円)など独自の料理もそろえる。

 営業時間は17時30分~23時30分(金曜のみ翌3時まで)。日曜・祝日定休。

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