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明治記念館がリニューアル 「儀式殿」は和装洋装に対応するデザインを採用

明治記念館の「儀式殿」

明治記念館の「儀式殿」

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 「明治記念館」が(港区元赤坂2、TEL 03-3403-1171)が6月16日、リニューアルオープンした。

床・壁・天井のマテリアルにこだわりの和テイストを取り入れ「ホワイトキューブ」として設計した「ギャラリー」

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 元は「憲法記念館」と呼ばれた同館。明治憲法を制定するための御前会議が行われた場所でもある。現在は結婚式場や宴会場などを備える。

 今回のリニューアルを機に、「開かれた儀式殿」をコンセプトにした新しいウェディングステージの儀式殿を設けた。和装だけでなく、ドレスにも相性のよいデザインとなっている。空間を広く取ることで従来の神前挙式とは異なり、多くの人を招くことができるといった演出が可能という。

 同館営業部総合企画課の今井智之さんは「当館は1947(昭和22)年11月の開館以来、74年の歴史の中で21万組以上の門出を祝福し、結婚式の新しいあり方を探求してきた。時代が変わっても結婚式で心から豊かさや幸福を感じていただきたいとの思いから儀式殿をリニューアルした。儀式殿の建物自体のコンセプトは『結(むすび)』で、式を挙げる新郎新婦の人生を結実させる空間として内と外をつなぎ合わせ、一つの時間を分かち合えるように設計した」と話す。

 式場内にある約1000坪の芝の庭園に面するよう新設した1階の「ギャラリー」は、無駄な装飾をなくしすっきりとした室内とした。調光調色システムを導入し、色温度と明るさをコントロールしたライティングによる演出に対応する。ピクチャーレールや音響も埋め込み、隣接する会場も使いながら、結婚式だけでなくアートの展示や新商品の発表会など、さまざまな用途で利用できる。

 地下1階の中国料理店「竹游林(ちくゆうりん)」は、「モダン アジアン キュイジーヌ」をコンセプトにしたレストランの「ORIENTAL GARDEN TOKYO 竹游林」としてリニューアルした。ランチとディナーは、アラカルトを中心にセットやコースなどを提供する。ティータイムにはスイーツや点心などを盛り込んだ「アフタヌーンティー」(3,300円)を用意する。サービス料別途。

 今井さんは「新たな儀式殿では、日本の神前挙式を大切にしつつ、今までの型にはまりすぎないひと味違った結婚式を挙げていただける。また、事前の準備や費用面でも新郎新婦に負担が少ない、新しい誓いのかたち『結婚奉告参拝』も執り行うことができ、多様化するライフスタイルにも寄り添う」と話す。

 営業時間は店舗や各部門により異なる。年末年始休業。

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