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キャピトル東急の中国料理店が金沢の味覚を盛り込んだコース 平日限定で

金沢で浜ゆでして直送されたカニを使った「香箱ガニの甲羅詰め 内子あんかけ」

金沢で浜ゆでして直送されたカニを使った「香箱ガニの甲羅詰め 内子あんかけ」

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 「金沢食材フェア」を現在、「ザ・キャピトルホテル 東急」(千代田区永田町2)内の中国料理店「星ヶ岡」(TEL 03-3503-0871)が行っている。

前菜と麺にデザートも付く「ランチセット」

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 2カ月ごとに各地の食材に特化したメニューを展開する同店。今回は寒さが厳しくなるこの季節ならではの石川県・金沢の食材を全ての料理に使ったコースを平日限定で提供する。

 同店のシェフ山橋孝之さんは「金沢の食材の一つである加賀野菜はブランド化されており、現地の老舗料亭では自家菜園を持つ料亭もあるほど。地元の食材を『じわもん』と呼び、食材探しに手間を惜しまないことが金沢の料亭文化を支えているとの話を聞いた。そこで、そのような食材へのこだわりを、この時期だからこそ入手できる金沢食材を使った当店ならではの料理を表現したいと思い、今回の企画を決めた」と話す。

 ランチタイムは「ランチセット」(4,235円)を提供する。前菜の「前菜三種の盛り合わせ」は、「能登地鶏の金時草巻き蒸し」「能登豚αの恵みを使ったチャーシュー」「加賀野菜の甘酢漬け」などを中心に、日替わりの料理を一皿にのせて提供する。メインは加賀野菜の「金沢せり」を添えた「海老ワンタンの香港麺 金沢せり添え」を用意。デザートは「石川県産 枯露柿(ころがき)入り杏仁豆腐」を提供する。

 ディナーは2種類のコースを用意する。「8品コース」(1万6,940円)は、前菜に「冬の金沢食材を取り入れた前菜盛り合わせ」を提供。メインは4品で、この時季ならではのカニを使った「香箱ガニの甲羅詰め 内子あんかけ」や、ウロコのパリパリ感が味わえる「甘鯛の鱗(うろこ)煎り焼き 白子ソースと金沢春菊の香り」、「能登牛もも肉の辛子炒め」「河北潟(かほくがた)産 加賀蓮根(れんこん)の蓮蒸し 金糸ふかひれ添え」を提供する。麺は「海老ワンタンの香港麺 金沢せり添え」、デザートには「石川県産 枯露柿入り杏仁豆腐」と「金澤ほうじ棒茶『松乃棒』とマカロン」が付く。

 「9品コース」(1万9,965円)は、8品コースに前菜の「能登七面鳥のアミューズ」が加わり、メインの肉料理が「能登牛サーロインの強火炒め」となる。新型コロナウイルス感染拡大防止策として、ソーシャルディスタンスを確保するため店内の席の配置を変更。店の入り口には消毒液を設置、スタッフは全員マスクを着用するなど、さまざまな対策を行う。

 山橋さんは「『香箱ガニ』の今年の漁は、11月6日から12月29日までの2カ月に満たない漁期。多くのお客さまに金沢の冬を代表する味覚を楽しんでもらおうと『香箱ガニ』を使った料理をメニューに取り入れた。金沢で浜茹でし直送されたカニを使った渾身(こんしん)の一皿となっているので、ぜひお召し上がりいただきたい。金沢を代表するハレの日の伝統料理である『加賀れんこん』を使った『蓮(はす)蒸し』もご用意したので、ぜひこの機会に金沢食材の魅力に触れていただきたい」と話す。

 ディナーコースは2人から。提供日は平日のみ。提供時間は11時30分~15時、17時30分~22時。12月25日まで。

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