赤坂に古民家生かした一軒家居酒屋-宮崎地鶏と焼酎を前面に

路地裏の一軒家をそのまま利用した外観には、古民家の雰囲気が漂う。

路地裏の一軒家をそのまま利用した外観には、古民家の雰囲気が漂う。

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 宮崎地鶏と焼酎を前面に押し出した一軒家の居酒屋「宮崎酒房 くわ」(港区赤坂3、TEL 03-3583-3595)が5月11日、オープンした。

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 一ツ木通りとみすじ通りを結ぶ路地裏の古民家をそのまま利用した同店の店舗面積は12坪。カウンター7席、テーブル14席、個室1室(4人)の計25席の広さは、店長の桑畑勝さんの目が届く範囲だ。「2年間、赤坂で飲食店を経営してみて赤坂のイメージが変わった。エリートビジネスマンが好むようなハイソな店が受けるかと思っていたが、意外にそうでもない。むしろ、人間臭い、人間味あふれるビジネスマンも多い。そんなお客さんと宮崎のうまい酒や食べ物について語れるような店に育てていきたい」と抱負を語る。

 桑畑店長自身が宮崎県都城市出身で、宮崎の酒と食材についての思い入れは強い。宮崎焼酎の魅力をもっと知ってもらいたいと約40種類のラインアップをそろえた。よりたくさんの種類を1杯でも多く飲んでもらいたいと価格は490円に統一。食べ物のメニューは地元で食べられている地鶏の刺身(800円~)やもも炭火焼き(980円)、黒毛和牛の刺身(1580円)など新鮮な肉類をはじめ、チキン南蛮、冷汁など宮崎の郷土料理も用意した。

 これまで営業してきた1店舗目には新たに宮崎県日南市出身の女性店長を迎え、「宮崎焼酎処Q」(赤坂3、TEL 03-3583-2262)としてリニューアル。食事は「くわ」から出前できるシステムで「着物姿で迎える店長や女性スタッフとの会話を楽しんでもらいたい」とも。

 「宮崎酒房 くわ」の営業時間は、月曜~金曜=11時30分~15時・17時~翌2時、土曜=18時~24時。日曜・祝日定休。

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