赤坂エリアで4月24日、「街歩きイベント」が開催される。主催は赤坂街歩きの会（港区）。

　2010年10月に第一回を開いてから、不定期で開催されている同イベント。昨年12月に開かれた第5回では、「赤坂の戦後の狂乱と夢の跡を巡る」をテーマに17名の参加者が赤坂の街を巡った。参加者たちは、ホステスが客をもてなす高級路線の「グランドキャバレー」として1960年代に人気を博した「キャバレー（ミカド）」跡や、1982年の廃業まで財閥や政界などの要人に使われていたという「料亭中川」跡などを見学しながら赤坂の歴史に触れた。

　第6回は「豊川稲荷での写経と大岡越前守忠相への旅」をテーマに、大岡越前守や豊川稲荷と赤坂の街の関わりについて学ぶことができる。豊川稲荷の知客（しか）である内田良光さんの話を聞きつつ、写経体験も行う予定。

　同会の日野睦子さんは「赤坂の重層的に築かれてきた歴史を、時には時代ごとに、時には街の成り立ちごとに、時には赤坂で生きた人物ごとに取り上げて縁の場所を探して歩いてきた。今回は大岡越前守忠相に因んだ豊川稲荷で、写経を楽しみながら大岡忠相にふれていきたい」と話す。

　当日は10時に赤坂見附駅交番前に集合。参加費は2000円。雨天決行。問い合わせは同会の日野睦子さん（090-4097-6304）まで。